ニキビは毛穴に皮脂が溜まってできます。ということはムダ毛と毛穴とニキビはどのような関係にあるのでしょうか。毛穴には3種類ありますが、そのなかのひとつである終毛性毛包とニキビの関係について調べてみました。ニキビと毛穴にはこんな関係がありました。

終毛性毛包とは?

終毛性毛包ってあまり聞きなれない言葉ですよね。これは毛穴の種類のひとつです。同じように見える毛穴ですが、実は毛穴には3種類あります。

①脂腺性毛包:産毛を生やしている毛穴。皮脂を大量に分泌します。
②軟毛性毛包:細くて柔らかい産毛を生やしている毛穴。皮脂は少なめ。
③終毛性毛包:太くて長い髪の毛、ヒゲなどの毛を生やしている毛穴。皮脂はほどほど。

毛穴はこの3種類に分類されます。終毛性毛包の特徴は、髪の毛やわき毛など普通の体毛を生やしていることと、脂腺性毛包よりも少ないもののある程度皮脂を分泌することです。
終毛性毛包に関して言えば、皮脂が溜まっても体毛が生えるにしたがって毛穴から押し出されるので毛穴の中に皮脂が溜まるということはほとんどありません。

ムダ毛とニキビの関係

多少の個人差はあるものの男性は顔にヒゲが生えます。これは顔にも終毛性毛包があるからです。女性は産毛の濃い人はいるものの、男性のような濃いヒゲが生えることはほとんどありません。女性の顔には基本的には終毛性毛包がないからです。

脇のムダ毛などは終毛性毛包によるものですが、女性の場合は産毛もムダ毛として処理することがありますよね。その際に気をつけたいことは、顔であれボディであれニキビができている時にはカミソリでのムダ毛処理は避けることが好ましいです。ニキビができているということはお肌のコンディションが正常でなく、バリア機能が低下しているということです。ニキビを剃らないようにしたとしても、カミソリをあてることで角質層を傷つけてしまいます。するとお肌の保護機能がさらに低下してしまいますから、ニキビが悪化してしまう可能性があるのです。

皮脂分泌の少ない終毛性毛包には絶対にニキビは出来ないの?

終毛性毛包に溜まった皮脂は、基本的に体毛が成長するとともに毛穴から排出されます。ですから絶対ということはありませんが、他の毛穴と比較するとニキビができる可能性は低くなります。顔に比べて腕や脚などしっかりした体毛が生えている部分に比較的ニキビができにくいのは終毛性毛包が多いことが理由のひとつです。仮にニキビができてしまっても大量に出来たり、広がったりする可能性は低いです。できてしまったらできるだけ触らずに自然に治るのを待つ方がいいでしょう。

とはいうものの皮脂によるニキビにはなりにくいというだけで、何かしらの炎症にならないとも限りません。終毛性毛包がたくさんあるのは頭皮、もしくは脇ですが、ニキビはできにくくても皮膚炎になる可能性は否定できません。

まとめ

終毛性毛包とは毛穴の種類のひとつで、髪の毛やヒゲなどの太い毛を生やしている毛穴です。終毛性毛包の場合には毛穴に皮脂が溜まったとしても体毛が成長すると同時に押し出されて体外に排出されるため、ニキビになる可能性は他の毛穴に比べて低くなります。
ニキビにはなりにくいものの、皮膚炎になる可能性がないわけではありません。終毛性毛包は特に頭に多いので、頭皮などに湿疹や炎症ができてしまった場合には皮膚科などを受診して適切な治療を受けてください。
ニキビができているということはその周辺のバリア機能が低下しているということですから、刺激を避け、保湿をきちんとして機能を正常に戻してあげることがニキビからの最大の防御です。