顔のニキビ跡にお悩みの方、少なくないと思います。ちょっとしたシミくらいの跡ならガマンもできるのでしょうが、クレーターのような跡になってしまっている方には深刻な悩みですよね。ニキビ跡の治療はお薬やケミカルピーリングなどもありますが、今回はレーザー治療についてご紹介していきます。

代表的なニキビ跡治療のレーザー

フラクショナルレーザー

ニキビ跡治療のレーザーとしては代表的なものです。
レーザーを照射することにより、皮膚にごく小さな穴をあけ、照射した場所の皮膚を剥がして新しい皮膚を再生させるものです。痛みが少なく、正常な皮膚へのダメージも少ないため、キズの治りがとても早く、仕上がりも綺麗です。

エルビウムヤグレーザー

レーザーを肌に照射し、水分に反応させて皮膚を蒸散させる方法です。大まかに言うと水分を蒸発させると同時に皮膚の表面を削り取るイメージです。特徴としては固くなった皮膚まできちんと削り取ることが可能なので、効果が高いと言われています。しかししっかりと削り取るため、皮膚が再生するまでに時間がかかります。

インテンスパルライト

こちらはレーザーのようにピンポイントで当てていくのではなく、光を広範囲に皮膚に照射する方法です。インテンスパルライトは複数の波長を持っているので、波長によって複数の症状に効果があります。回復までのダウンタイムがほとんどなく、治療の痛みも少ないですが、治療回数はレーザーに比べると多くなります。

レーザー治療の費用

レーザー治療の費用はクリニックによってかなり異なってきますので、これが標準価格だということは一概には言えません。ここではあるクリニックの治療費用を紹介しておきます。同一医療機関での比較なので、どのレーザー治療がリーズナブルなのかがわかると思います。ですが、一回の費用が安いからといって治療完了までの総額費用が安いとも限りません。

1) フラクショナルレーザー:顔全体 1回 約86,400円
2) エルビウムヤグレーザー:顔1回 19,000円
3) インテンスパルライト:顔全体 1回 33,000円

また、レーザーによって効果のある症状が異なりますので、改善したい症状に合わせて治療法を選ぶことが大切です。

症状によるレーザー治療の選び方

気になるニキビ跡の症状によって効果的なレーザー治療が異なってきます。どの症状にどのレーザー治療が合っているのかをご紹介します。

色素沈着によるシミに効くレーザー治療

メラニン色素の沈着によるニキビ跡にはインテンスパルライトによる治療がおすすめです。比較的広範囲を一度に治療できますし、肌へのダメージも少ないです。インテンスパルライトはクリニックによって呼び方が異なることがあります。これは治療機器によって呼び方が異なるためです。主な呼称には「ライムライト」「光」「IPL」などがあります。

クレータータイプのニキビ跡に効くレーザー治療

凸凹になってしまったニキビ跡にはフラクショナルレーザーやエルビウムヤグレーザーのように一旦患部を取り去って皮膚再生を目指す治療が向いています。ダウンタイムが長くなりますが、より効果的な治療が可能です。こちらも治療機器によって呼称が異なり、「炭酸ガスレーザー」「フラクセル」などいろいろな呼称がつけられています。

ニキビ跡治療で気をつけたいこと

レーザー治療の基本的な考え方は、シミ、クレーターにかかわらず新陳代謝できずに肌に残ってしまっている古い角質を取り去り、新しい細胞を再生させるという考え方です。ですから肌に負担がかかることは事実です。また施術直後にはニキビ跡の方がまだマシだったと思うほど肌が荒れて見えることもあります。
そして基本的に肌の新陳代謝は個人の再生能力によるものです。個人差があるものですから、比較的早くニキビ跡が消える方もいますし、数年かかる方もいます。レーザー治療は一回でも高額ですが、長引けば長引くほどさらに費用が掛かります。
レーザー技術も進歩しており、綺麗に治る場合ももちろんありますが、施術後の荒れが治るまでのダウンタイムの期間、望んだとおりの肌になるまでの時間、それに伴う費用など、お金も時間もかかります。
自分の症状に合った治療法、クリニックをよく調べてから治療にかかることをおすすめします。